1. 認知症とはどのような状態であるか
(1)認知症は脳の細胞が変性し脳の器質的障害から脳の機能が低下し
日常生活に支障をきたしている状態ですが、
原因と言われているものに
①脳血管性の障害…大脳白質の血管の閉塞、破れ(脳出血、脳梗塞)
②脳の萎縮・老化…大脳皮質の変性(アルツハイマー型認知症、ピック病)
の2つが挙げられています。
※若年性のもので50~60才で軽度発症の兆しがあると20年後には確実に
発症すると言われています。
もの忘れが見られ、生活に支障をきたしている状態を認知症と言います。
2. 加齢によるもの忘れと認知症の違いについて
< 加齢によるもの忘れ > | < 認知症 > |
できごとの一部を忘れる | できごとのあった事を忘れる |
ヒントで思い出す。 | ヒント・指摘でも思い出せない |
もの忘れを自覚する | もの忘れをとりつくろう・気が付かない |
上記のようなケースが現れたら認知症の疑いがあります。
早い段階での専門機関の受診をお勧めいたします。