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 【1】
・自分の夫を夫として認めようとしない。
・「夫が浮気をした」と言って興奮する。
・夫を嫌って避けたり、暴力的な言動に陥ったりする。

 これらの症状は次のような生活史によって引き起こされる場合が多いものです。
 子供が母親の気持を理解していない。そして形式的な付き合い方を続けている。要するに母親への対応が不適切な時。このような場合、夫を、攻撃するのが普通です。そのため夫の過去の欠点やミスを問題にします。母親は自分の子供を簡単には悪者にしません。

夫がやかましく、細かく妻に注意などを続け、妻に自由を与えない正確であった場合。
夫がワンマンで自分勝手な場合。
「浮気をしている」と妻に疑われるような生活をした場合。
若い頃から夫が長時間、単身赴任などで妻が『淋しい・苦労の多い生活』を続けた場合。

 以上のような生活史が原因となっているケースが、当院での臨床経験では少なからず見受けられます。


【2】
 いまは亡くなっている人たち(自分の両親、同胞、配偶者、子供など)が来ていて、その人たちとKさんが話をしているという症状について。
 高年期において、若い頃からの願いが叶えられなくて、淋しい生活、つまらない生活、生きていても意味がないような生活をしている人は、認知症に陥ると、自分を淋しさなどから救済するかのように、今は亡くなってしまっているが過去には自分に優しかった人、よき理解者であった人を呼び寄せます。そして自分の生活状態を訴え、理解と同情を求めます。その時だけでも、少しの満足や安心を得られるような行動をとります。
 このような場合、周囲の人やご家族には、その高年者、この場合はKさんが独り言を言っていたり、空笑いしたりしているように見えます。ご家族はKさんの話し相手を見ることができないからです。
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