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| 【第二段階】 認知症に陥った高年者は、多くの場合、家庭生活の中で対人関係のバランスを崩すような自己中心性が強まり、次いで孤立・孤独な生活へ移行します。不満・失望などからの悲しみ・不安といらだち・怒りなどによる症状が出現します。 以下のような能力・意欲が失われていくことが原因となります。 ◎目標・計画を・・・設定する能力・意欲、創出する能力・意欲 ◎応用を・・・発見する能力・意欲 ◎注意を・・・集中する能力・意欲 ◎責任を・・・理解する能力・意欲 ◎自分の間違いを・・・気付く能力・意欲 ◎他人の長所・短所を・・・発見する能力・意欲 ◎協力・分業の重要性を・・・理解する能力・実行する意欲 以上の能力・意欲は一般に人格形成期、つまり少年期・青年期に獲得した能力です。これらの能力・意欲が失われていくのは、主に認知症中度の時期です。 【第三段階】 この時期には幼い頃・子供の頃に獲得した感情を喪失していきます。また感情を獲得した原因となった出来事などの記憶が失われます。自分の友人・知人・隣人などが知らない人の中へ消えて行く。 自分の両親・同胞・配偶者・子・孫たちも知らない人に仲間入りし、やがて自分自身もそれまでの自分から消えて行く。つまり自分自身がわからなくなります。 日常生活で物・人・行為の中に美しさ・楽しさなどを見い出すこともできなくなります。目も耳も文字や言葉から孤立し始めます。 これらの傾向が目立ち始めるのが第三段階で、以下の如き能力・意欲が失われていくことが認知症症状の原因として現れます。 ◎出来事を・・・記憶している能力 ◎対人関係を・・・記憶している能力・理解する能力 ◎人からの配慮・優しさに・・・気付く能力・理解する能力 ◎他人への配慮を・・・気付く能力・理解する能力 ◎努力を・・・維持する能力・意欲 ◎我慢・忍耐を・・・する能力・意欲 ◎自分と他人の差異を・・・理解する能力 ◎自分の物と他人の物を・・・理解する能力 ◎言語を・・・理解する能力 ◎喜びを・・・発見する能力・理解する能力 ◎楽しさを・・・発見する能力・理解する能力 ◎美しさを・・・発見する能力・理解する能力 以上の能力は、子供が成長する時期(乳児期、幼児期、少年期)に獲得している能力です。高年期にこれらの能力が失われるのは認知症重度の時期です。 |
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