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 本年2月、ある老健施設からAさん(77歳)の入院依頼がありました。その女性は次のような症状があるとのことでした。

1. 下着姿にカーディガンをはおり、懐に新聞を隠している。理由は「私の全てがここに書いてあるから誰にも見せられない」と答える。
2. 「女の全てがかかっている。私の命がかかっているから」と義歯を外してくれない。
3. 急に泣き出したり、怒り出したりする。杖を振り上げ、暴力行為も見られる。
4. 「姉妹がこの施設にいる。妹は誰だか分かる(施設利用者の名前を言う)が、姉はいろいろな色に姿を変えるのでかわらない。ある人がそうさせている」と言う。
5. 他の入所者が「私のベッドのまわりにわざと大小便をした。嫌がらせをしている」と言う。
6. 「なぐられた」「いじめられた」などと訴える。
7. 荷物をまとめて「帰る」と言う。
8. 自分が今どこにいるのか分からない。
9. 他の入所者のものを持ってきてしまう。
10. テレビと現実の区別がつかない。
11. 亡くなった人が「面会に来た」と言う。
12. トイレットペーパーを集める。
13. 徘徊する。落ち着いていられない。

などでした。また、これまでの経過としては次のようなことがありました。

A. 7年前から火を付けっぱなしで鍋を焦がす。
B. 6年前に夫が脳梗塞で倒れる。Aさんが介護をしていたが、認知症が進んできた。
C. 5年前には天ぷら揚げの途中でテレビを見ていたため、火事になりそうになった。このとき顔面に火傷を負い、病院に一週間入院した。その際、曜日・日付などが分からなくなった。
D. 昨年はガスコンロの上にプラスチックの容器をのせ、容器はドロドロになった。この時点で老健施設へ入所となった。
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