| 2/2 | ||
| 平成12年1月、ご家族が迎えに来られて、Oさんは退院しました。直接B施設へ行かれたようでした。 平成12年2月9日、Oさんが退院されてまだ3週間も経たないのに、B施設から電話で連絡がありました。 「昼夜を問わず徘徊してしまう。時には全裸で施設内を歩き回る。他の入所者も迷惑がっています。私たちが自分の部屋に誘導したり落ち着かせようとすると興奮し、暴力的な行為に見舞われてしまいます。非常に困っています。薬の量を増やして、歩くことができないようにしてほしい。 そうすれば私たちでも対応できますから・・・。そのような薬を至急送ってもらいたい」 とのことでした。 薬剤の過投与によって動けなくするのでは、縄の代わりに薬剤で縛り付けるのと同じことですから、そんなことはできません。取りあえず往診に行って、様子を診させていただくことにしました。 Oさんは、硬い表情をして施設内を歩き回っていました。時々他人の部屋に入り、そこのベッドで横になります。履物をはいたままです。しばらくして、また歩きだします。そしてまた他人の部屋へ入り、そこのベッドで横になります。一日中、このような行動を続けているのかもしれません。 「Oさん、Oさん」と名前を呼ぶと知らん顔をしていて、どんどん先へ行ってしまいます。取り付く島もありません。拒否的です。施設の担当者と入院の相談をしてきました。 施設の担当者は「施設へOさんを連れ戻したらすぐ悪くなった」と何度も言いました。「Oさんの退院時期について病院側の判断ミスがあるのではないか」と言いたかったのかもしれません。 高原病院の担当者は「病院でのOさんの生活は穏やかでしたよ」と、こちらは「それなのに退院するとすぐ悪くなる。B施設の職員の皆さんの対応の仕方にミスがあるのではないですか」とでも言いたそうな顔をしていました。 |
||
| 前へ戻る | ||
|