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前段階のグル−プ[1]の状況での生活を続けていてはよくないことを、お年寄りはからだで感じていられます。したがって生活の改善をはかろうとします。「これではいけない」と不安もつのってきます。またお年寄りのからだも、お年寄り自身に改善の断行を促します。 しかし、お年寄りは往々にして改善に失敗します。長い間の習慣になってしまっている生活様 式を、今更、変えることは出来ないのです。お年寄りには理解してくれる協力者がいないこともこの失敗の大きな原因になっています。 また、お年寄りと若い人たちとの間の運動能力や心理的なものの差異を認識していないご家族が多いことも大きな原因となっています。例えば、この差異についての例を下表にあげてみましょう。同じものを見ても、同じことをしてもその感じ方は、お年寄りと若い人の間に次のような驚くほどの差異があるのです。 |
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グル−プ[2]は、以上のような状況下などで起きてくる症状をあげてあります。『自己の拡大化と失敗』の時期の症状です。グル−プ[2]では該当する項目があっても、それだけでは「認知症状態にある」とはまだ言えません。 しかし、そのままの状態が続けばやがてお年寄りは[3]へ進んでしまわれます。お年寄りを乗せた『老化』という車は、ある穏やかな下り傾斜の道をこの時点では動き出しています。先にあるのは『認知症』という更に傾斜の強い、暗い谷間です。私たちがお年寄りが願うような生活作りに協力しさえすれば、お年寄りは落ち込もうとしている『認知症の谷』を、大きく迂回することができます。 |
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