2008年1月号より〜萩原保育園訪問〜

ケースワーカー 渡辺 香

 11月初旬、レクリェーションで萩原保育園を訪問し、毎年恒例の交流会を行いました。
 萩原保育園との交流は長く続いており、9月に行われた敬老会でも、園児と職員の方たちが太鼓を披露してくれました。
 ある患者さんは、一ヶ月くらい前から「保育園への御土産に」と折り紙を折りはじめ、得意のクス球を4個も作ってくれ、楽しみにされていました。
 交流会では園児の歌やお遊戯の披露の他に、手作りのプレゼントもいただきました。子供たちが直接患者さんにプレゼントを手渡してくれます。
 普段、気むずかしそうな顔をしているAさんが照れくさそうに「ありがとう」と言って、はにかんだ様子がとても印象的でした。
 帰る時、園児たちが握手をしてくれました。順番に握手をしている中、Yさんがなかなか手をはなさないご様子。どうしたのか聞こうと近寄ると「こうして子供たちからパワーをもらっとるんだ」と力強く答えてくれました。
 帰りのバスの中で「来てよかった」「可愛かった、可愛かった」と涙を浮かべて話される患者さんもいました。行きの車内の表情との違いは歴然です。
 園児とのふれあいが、患者さんにどれほどよかったか知れません。認知症を画期的に改善させる薬はまだありません。何よりもの良薬は人とのふれあいです。特に子どもさんとのふれあいは貴重で、このような機会は今後も続けていきます。