2006年5月号より〜ひなまつり〜
ケースワーカー 岩田依子
 平成18年3月3日、金曜日に平成18年度ひなまつりが開催されました。今回のひなまつりは、通常の土日開催ではなく、カレンダー通りの開催となりました。平日の開催とあり、準備段階からご家族の参加は少ないのではないか、という声が職員間にありました。通常の行事でも、わざわざ日程を合わせて参加されているご家族も少なくないようだからです。ところが、いざ当日になってみると、臨時の送迎バスから降りて来られたご家族、徐々に駐車場に車から降りてくる方が多いことに驚きました。
 御殿場高原病院に入職し、行事の度に実感するのは、行事に参加されるご家族の多さです。今回は平日でしたが、50家族以上のご家族が参加され、また、ひと家族で複数人のご参加や時間をかけてお越しいただき、ご家族の患者様に対する愛情の深さに、ただただ頭が下がる思いです。
 そんな思いの中、2時の開催を前に会場はぞくぞくと患者様達で満員になりました。

 今回の司会は、一病棟の指導員池田さんとアシスタントがケースワーカーの渡辺さんです。2人とも、特注の衣装を身に纏い司会進行をしてくれました。池田さんが青色、渡辺さんが赤色の袴姿でした。お内裏様とお雛様を連想させるこの衣装、実は、以前当院にお勤めになっていた職員の方の手作りだということです。時が経っても形として残っている、その職員の方の当院への思いを感じました。
 今回のひなまつりは、コーナー形式で通常の舞台中心の行事とは雰囲気が異なりました。これまでは、舞台は会場の真ん中付近、暗幕を背景に設置してありました。
 今回は、正面が高年学校側になる形で舞台を設置。縦長の会場になりました。暗幕前には、お雛様の段飾りを設置し、記念撮影コーナーとして利用しました。サンデッキに沿った窓側は、休憩スペースとしてテーブルと机を並べ、病棟との出入り口付近には、射的や輪投げなどのゲームコーナーを用意しました。
 やはり、今回も人気だったのは、「喫茶コーナー」です。女性職員を中心にホットケーキを焼き、皆様に召し上がって頂きました。その他に、ひなまつりにちなんで甘酒、菱餅の形をしたゼリーなどが出ました。会場に入るや否やホットケーキとシロップの甘い匂いが匂ってきました。
 匂いにつられてか、患者様も調理中の喫茶コーナーが気になるようでした。会開催中、患者様はホットケーキをとても喜ばれ、「もう少し食べたい」「おいしいよ」と何度も言われ、皆様お代わりをされて召し上がって頂きました。ご家族と患者様同士でテーブルを囲み喜ばれる姿に会の成功を感じました。