| ケースワーカー 岩田依子 | |
| 平成17年11月19日土曜日、平成17年度病院祭が開催されました。 私は今回、入職して初めての司会アシスタントとして舞台に立ち、会を進行しました。 今年度の病院祭は、クリスマスが近いこともあり、会場の展示もプログラムもクリスマスをイメージした物になりました。アシスタントの私も、サンタクロースの衣装を纏いクリスマスの雰囲気作りを行いました。 午後2時の開催を前に、1時半頃より会場はご家族や職員と共に病棟から降りて来られた患者様達で、あっという間に賑やかになりました。私は初めての司会とあって緊張も治まらず、気持ちはソワソワして落ち着きませんでした。ところが、会を楽しみに参加される皆様の表情にいつの間にか、引っ張られるように舞台に立っていました。 今回、出し物としてクリスマスにちなんだ「ジングルベル」「赤鼻のトナカイ」を、患者様とご家族の代表の皆様に舞台に上がって披露して頂きました。今回はご夫婦で舞台に上がって頂いた方もあり、素敵なツーショットを見る事が出来ました。また、「きよしこの夜」を女性の患者様に独唱という形で披露して頂きました。歌をご職業とされていたとあり、会場はその歌声に言葉を失くしてしまいました。瞳を閉じて耳を澄ますと、まさにその情景が浮かぶような歌声が響き渡ったのでした。マイクなど要らないその素敵な歌声は、閉会後も私たちの耳に、会場に余韻を残しました。また、ご家族からのその患者様に対して、お褒めのお言葉が多く届きました。 歌の後は、リズム体操です。ケースワーカーの渡辺さんをリーダーに、一病棟指導員の藤原さん、リネンの和田さんがそれぞれ、ひよこ、トナカイ、ウサギと動物の格好をし登場されました。会場が、その可愛らしい姿の職員の登場に再びにこやかな雰囲気になりました。そこでは、「もしもしカメさん」と「お弁当箱の歌」を歌いながら体を動かしました。リズム体操は、患者様もご家族も一緒に歌いながら出来るとあって、会場一体となって行いました。体の不自由な方もゆっくりと自由の効く範囲で手を伸ばし体操をされました。「お弁当箱の歌」では、女性の患者様はお子さんの為に、朝早起きをしておむすびをにぎった事を、思い出されたかもしれません。「おむすび、おむすび」というフレーズの所では、おむすびをにぎる手つきに、いつまでも母親である患者様の温かさを感じました。 さて、今回の病院祭のメインイベントでもある、おやつタイムがやって参りました。 今回のおやつは、前日に患者様が中心となり職員がお手伝いした「コーヒーゼリー」と「プリン」でした。テーブルコーナーも設置し、ご家族とまた患者様同士で仲良く召し上がって頂きました。お食事中は、会場にスクリーンを設置し趣味の会で行われた調理グループの調理風景を流しました。ですが、映像をご覧になられる方よりも、ご家族と過ごされるひと時に会話が弾まれている方が多いように感じられました。何よりも、反響が大きかったのは、患者様が作られた「おやつ」だったように思えます。小さいカップではありましたが、キレイに飾り付けられたそのゼリーに、患者様も食べるのが惜しいようでした。小さなカップに入ったゼリーを、しばらく眺めていた方も多く見受けられました。 私は、おやつを召し上がって頂いている間、会場内の患者様やご家族のもとにインタビューに出かけました。ご家族が持ち寄ったお菓子を囲んで皆様で召し上がっている方、お孫さんだけではなく、曾孫さんともご一緒に参加されているご家族もおられました。また今回、遠くに離れて生活されている息子さんが、日程の調整をして御殿場まで足を運んで下さったというご家族にも遭遇しました。息子さんが登場した時の、その患者様の嬉しそうな表情は、今でも目に焼き付いています。 好評だったおやつタイムも終了し、17年度の病院祭も無事、幕を閉じる事が出来ました。 行事が終わるごとに、患者様がご家族と、また患者様同士で楽しんで頂いている姿を拝見すると、準備に費やす時間は惜しめない、と痛感しています。また、次回の行事も、皆様が楽しんで頂けるように、案を練っていきたいと思います。 |
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