| ケースワーカー 渡邊 香 | |
| 7月25日、御殿場高原病院では恒例の夏祭りが行われました。 この日のために数日前からレクリエーションの時間には病棟から『東京音頭』や『炭鉱節』の曲が流れ出し盆踊りの練習が始まり、看板や展示物などが作られ、職員はもちろん患者さんたちも病院一丸となって夏祭りの準備が進められました。 当日は快晴。サンデッキには立派なやぐらが建ち、色とりどりの提灯や花飾りも飾られました。旧病棟のホールには、夏祭りには欠かせないかき氷やトコロテンなどの食べ物コーナーと輪投げや射的、パチンコなどのゲームコーナーが並びました。そして浴衣やはっぴを着た患者さんや職員が揃うと、会場はもうすっかり夏祭り一色となりました。 開会の挨拶後、お神輿が登場。御輿は大人神輿と子供神輿の2つです。大人神輿は各病棟から選ばれた体格のいい男性患者さんが担ぎ、「わっしょい」の掛け声とともに会場内を回りました担ぎ終わった後で、Aさんは「子供の頃に戻ったみたいだった」と、照れながらとても懐かしそうに話されていました。見物をしていた患者さんたちも、一緒になって声を出したり、手拍子を打ったりして会場を盛り上げてくださいました。 今回はご家族の方々のご参加が多く、やはりご家族と一緒の患者さんは優しいおじいちゃん、おばあちゃん、温かい親、または良き夫、良き妻の役割を思い出し、とても穏やかで優しい表情をされていました。 私は記念撮影の係りでしたが、撮影コーナーでご主人と写真を撮られたBさんは、浴衣を着て普段は塗らない口紅を塗っていたので、「とてもお綺麗ですよ」と言うと、「そんなことないわよ」と顔をほころばせておっしゃいました。ご主人と手をつないで歩いていかれるBさんはまるで少女のようでした。 患者さん一人一人に夏祭りの思い出があると思いますが、私にとっても素敵な思い出となりました。 |
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