ケースワーカー 吉永哲哉
 その場合は、
*ご家族の方へ、本人は子供に何を願っていたのか思い出していただくこと
*どうしても分からない本人へは、親を誉めること
*感謝すること。「ありがとう」の言葉を使い、禁止・注意の対応ではよくならない。

 誉める事と感謝の言葉で埋め尽くすようにすることが必要です。この感謝と尊敬の言葉を使う為に教室(高年学校)を使います。

 その人を誉める。誉める事で主人公にしてあげることが必要になってきます。認知症になったり、能力が低下してしまうと大抵の場合が、注意や不満、激励の主人公になっているはずです。
(例)「手書き霊ですね」「色が素敵ですね」「おしゃれですね」「センスがいいですね」何でも構いませんので誉めてあげる。誉める為に教室を使う。家族も一緒に本人を誉める。

「○○さんは、」「○○さんが、」のようにその方を主語にもってくる。
 気分がいい時にやってもらったことは覚えられます。まず気分をよくしてあげることです。(いらいらしていては覚えられない場合が多いようです)。聞く患者さんの能力を考えてあげること。チャンスの場所を設定してあげること。本人ができることを作ってあげること。誉められることを作ってあげること。

*その人の今のあり方を否定してはダメです。この場を有効に生かせれば、親が自分を(子供を)忘れないでいてくれること。このことを可能にできると信じております。

 もう一度、親子の情を取り戻していただくことです。もう一度、ご両親という役割を持っていただくことです。
「親は、子供は自分のもの。親の言うことは聞くもの。親の面倒は見るもの。」と多くの親は思っています。また、「子供達のために役に立ちたい」「迷惑をかけたくない」といつも思っておられます。

 親は自分の子供方からだと思っています。逆に子供が親を宝だと思えるように周りでもう一度、親に感謝してあげることです。高年学校を通して、少しでも、自分自身の事,子供の事、親、兄弟の事を忘れないように、孤独になる時間が短くなるように試行錯誤しております。

 ご本人の過去の出来事を、自分の持ち物として持たせてあげることです。高齢になったり、認知症になったりすると、自分の持ち物が少なくなってしまいます。また、父親などの役割からも外されてしまいます。

 その人の人生を認めてあげて、覚えていることで気持ちを一杯にしてあげることが、私たちに出来ることです。これが高年学校で行なっていくことでもあります。。
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