事務長 吉永宏俊
 私ども御殿場高原病院は、日本で初めての、認知症のお年寄りのための専門病院として開設以来、二十五回目の春をむかえました。それは数え切れないほど多くの方々に支えられての四半世紀でした。皆さまに伏してお礼申し上げる次第です。
 二十五年前の開院当初にはまだ認知症のお年寄りのことなどあまり話題にならず、医療はガン、福祉は身体的あるいは知的障害が主な対象でした。
 それがどうでしょうか。当院の歩みと共に少しずつではありますが、認知症の問題について考えられるようになってきました。とりわけここ十年ほどの間に、認知症のお年寄りに対する考え方は大きく様変わりし、早くから清水院長が考えておられたことを、どこの病院でも当然のことのように取り入れているようになりました。改めて院長の先見の明に敬服しております。
 当院では時代のニーズに応えるため、平成十四年には新病棟も竣工し、ゆったりしたスペースでの看護・介護が行えるようになりました。
 今、開設二十五周年を契機に、よりお年寄りのご要望に添った看護・介護をめざして、職員一同「今年が元年」の初心に返って取り組んで行く所存です。皆さまには今後もご指導、ご協力をよろしくお願い申し上げて、ご挨拶に代えさせて頂きます。