| 生活指導員 長藤 肇 | |
| 11月5、6日に「保育園訪問」という行事があり、私は5日に14名の患者さんと一緒に行ってまいりました。今回の訪問先は、過去に何度か高原病院を慰問に来てくれて、園児さんたちが歌や踊りを披露してくれた萩原保育園です。 5日当日は、やはり11月ということもあり、外は肌寒い陽気でしたが、普段はなかなか着ることのない外出用の服に着替えると、そんな寒さも吹き飛ぶくらいの笑顔でいっぱいになり、「早く行きたいな、子供たちに会いたいな」と思っているようにも見えました。 病院を出発して、保育園に向かう車中では、数人の患者さんが自慢の声で「富士山」などの名曲を歌ってくれて、他の人も合わせるように手拍子をして車中を盛り上げてくれます。園児さん達と対面する前から患者さん達は、すっかり気分が舞い上がっておりました。 さて、保育園に着くと最初にびっくりしたのは、園児さんたちがこの寒い中でも、とても元気なことでしょう。大きな声で出迎えてもらい、患者さん達もびっくりしたと思います。そして自己紹介では、普段はあまり発語の見られない患者さんまで、園児さんたちの元気さに負けないくらいの声で自分の名前をおっしゃっていました。患者さん達も、病院ではなかなかお目にかかれない元気な子供達を見て、自然と笑顔に満ち溢れてきます。 園児さん達の合唱が始まると、合わせるように自然と手拍子が起こります。「富士山」「大きな古時計」「おもちゃのチャチャチャ」などを歌ってくれました。すると患者さんの一人が、園児さん達の前で童謡を披露してくれました。園児さん達もそのこぶしのきいた歌声に感動したのか、歌い終わると大きな拍手が沸き起こってきました。 今回の訪問でプレゼント交換というものがあり、病院側からレクリエーションの時間に製作した、貼り絵とお菓子が飾ってあるリースを保育園にプレゼントし、保育園側からは園児さん達が一生懸命に作った空き缶とストローでできた笛がプレゼントされました。早速もらった笛を吹き、いい音色を奏でて楽しんでいる人もいました。 園児達と一緒にチーズケーキと紅茶を仲良く食べ、最期に患者さん達と園児さん達が1人1人順番にお別れの握手をしました。別れを惜しむかのように握手していく中で、一人の患者さんが、今にも泣き出しそうになりながら、いつまでも手を握っているのが、とても印象的でした。きっと若い頃から子供が大好きで、もっと長く保育園にいて、子供たちと一緒に歌ったり、遊びたかったのだと思いました。 1時間足らずの短い時間でしたが、患者さん達にはとても貴重な時間だったと思います。今回の保育園訪問で、子供の元気さをたくさん吸収して、これからの人生を明るく楽しく有意義に過ごしていってほしいと思いました。 |
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