| ケースワーカー 砂山佳子 | |
| 景色は少しずつ秋めいて、空気が澄み、麗峰富士も引き立って奇麗に見えた10月5日、病院では運動会を実施しました。私にとって初めての行事参加です。普段は静かな病院という場所の中で、これほど「活気」ある光景を目にしたのもまた、初めての体験でした。 学生の頃の運動会などの行事で楽しかった思い出と言えば、大会当日までの準備期間そのものだったように思います。例えば、ポスター作りや応援団の衣装作り、リハーサルなど、当日を待ち遠しく思いながら、仲間達と一緒に1つ1つ作り上げていく過程です。今回、病院の運動会でも、準備段階より患者さんたちに協力して頂き、各病棟のレクリエーションの時間に貼り絵などのポスター作りをお願いして、一緒に当日を迎えることができました。 運動会当日、私はカメラ係を担当させて頂きましたが、どこを向いても楽しそうな笑顔があったので、ファインダーに収めたい姿がたくさんありすぎて、できることなら応援合戦の声や熱気までも、撮っておきたいと思いました。普段はどこか頼り無さげで、スタッフを探しては「私はどうしたらいい?どこにいたらいい?」と聞いてばかりいたAさんも、「一緒にいて欲しい」と言っていたBさんも、今日ばかりはあちこちと、忙しく動いて見回っていました。 病院という場所はそれ相応に静かで、落ち着いた場所というイメージがあるものだと思います。それは、そこで生活する人たちにとっては生活するスペースであり、毎日を穏やかに暮らせる空間であるからです。もちろん、それはここでも当たり前のことです。病棟では毎日を穏やかに生活できるように、スタッフも努めています。しかし、それ以上にもっと愉しみがあり、張りがある毎日を望む患者さんのニーズを、私は今回、この行事に参加して改めて実感しました。 リハーサルからご参加いただき、選手宣誓を堂々と読み上げたCさん、雄々しく応援団長の衣装を着飾ったDさん、その団長の指揮のもと手拍子や歓声を大きくあげる患者さん達を見て、私たちスタッフが病院という空間で提案し、そして実現すべきことを教えて頂いたように思います。季節の行事は患者さんだけでなく、私にとっても大変貴重な1日を過ごせたように思います。 |
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