
| 生活指導員 松橋孝尚 | |
| 5月19日から25日までの7日間、旧病棟を改築して新装なったホールで、お茶会を催しました。毎日、午後2時半からのお茶会でした。また中にはお昼ちょっと過ぎ頃から御家族と一緒に会場へ行き、そこで昼食を摂られる患者さんも、いらっしゃいました。皆よりも一足先に、お茶会のムードを満喫しておられるご様子が伺えました。 会場には、喫茶店『やまびこ』が開店し、立て看板が飾られました。正面にステージを置いて、まるでビアガーデンを想起させる、オシャレでゆったりとした喫茶店の中央には、タタミ6畳ほどの和風の本格的な茶道のスペースがあります。そんなユニークな設定の会場が、甘酒のショウガの香りで包まれていました。 会の前半は、ギタリストの床屋さんとシンガーの第三病棟職員によるコンサートで、当院ではすでにおなじみの名コンビで、大いに盛り上がりました。 私は21日のお茶会の司会をさせて頂いた時に、「どなたか、前で歌ってください」と、ステージから呼び掛けました。すると、第二病棟のAさんが手を挙げてくださいました。Aさんはステージの前で歌い終えると、車椅子のひじ掛けの箇所を両手で捕んで自力で立ち上がり、自己紹介してくださいました。そしてAさんの力強いあいさつに、会場内は拍手の音で一杯になりました。 また、連日天候に恵まれていたので、会場のすぐ横にあるサンデッキに出て、外の木や花を眺めながら、涼しい風に当たってくつろいでおられる方も、数名いました。 そんな中、「あなた達、こっちへいらっしゃいよ。娘さんもこちらへどうぞ。」と、日頃から仲の良い患者さんと患者さんの娘さんとを誘って、ご自慢のお茶を点ててくださるFさんの姿は特に印象的でした。 私事で恐縮ですが、先日、ある友人に誘われて、裏千家のお茶の教室を見学してきました。その時に飲んだお茶の深い味わいを思い出しつつ、Fさんのそばに寄るとFさんは一言、「残念でした〜。もう抹茶が切れちゃったわよ」私は思わず「いや〜本当に残念ですよ」と答え、また今度、機会があったらお茶をぜひ味わいたいと思いながら、7日間に渡るお茶会は終了しました。 |
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