| 生活指導員 松橋孝尚 | |
| 4月3日、木曜日に、御殿場から車で松田方面へ約1時間半ほど走って、南足柄公園へとお花見に行ってきました。 この日は朝9時頃から着替えやお茶の準備をして、10時に出発。大型バス1台とワゴン車1台に30名ほどの患者さんが乗り、現地へと出発しました。幸い天候に恵まれ、風はやや強かったのですが、気温も上昇して暖かく、絶好の花見日和でした。 参加して下さった方々は、第三病棟の患者さんが大半を占めていましたが、第一病棟と第二病棟の患者さんも、1名ずつ参加して頂くことができました。 公園へと向かう途中、車の中では「今は桜が満開で、一番よい時期だね」とか、「富士山はゴミが多いことが理由で世界遺産に登録されなかったの」というようなことを、窓の外の風景を見ながら話し合いました。 そして南足柄公園に着くと、緩やかな坂道を上がって、野原を越えて、公園の中でも一番見晴らしの良い頂上に着き、そこで皆でお弁当を食べました。 「あなた、これよかったら食べて」と、お弁当の中のシュウマイを差し出して下さるFさん。彼女は第二病棟の患者さんで、日頃、病棟内でも常に周りの人を気遣って下さる、気さくでとても上品なお方です。「僕はいいですよ」と答えると、Fさんはそのシュウマイを隣りに座っていたAさんに差し上げられました。 そのように日頃の生活とは一味違ったコミュニケーション。そして健脚の患者さんが車椅子の患者さんを押してあげたりという助け合いを、外の新鮮な空気を存分に吸ってリフレッシュしながらできた点など、お花見の行事もとても大切だと思いました。 公園にはツクシやタンポポがたくさん生えていました。抜き取ろうとすると、 「これは公共の公園の植物だから勝手に取っちゃダメ」 ということで、そっと触って見るだけにしました。食事中、花言葉のことについても、いろいろと会話が弾みました。 車に戻り、山北の桜の木が並んでいるのがよく見えるきれいな道を通り抜け、有名な「酒水の滝」の前を通って丹澤公園にも行きました。私のような20代の者が普段見過ごしがちで、なかなか気に留めることのない自然に咲く花の美しさなど、患者さんに教えて頂いたことはたくさんありました。 お花見は無事に予定の時間よりも前に病院へ戻ることができました。病院に到着してから第二病棟に戻るとき、Fさんは、 「良かった。最近はずっと病院の中にいたから、お花見はストレス解消になったわ」 と、とても嬉しそうに眼を輝かせて、この日のお花見についての感想を聞かせて下さいました。 |
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