| 生活指導員 津野 時子 | |
| 「認知症高齢者は2000年には約101万だったのが、10年後には226万に達すると予測され、高齢者の増加に伴いその数はさらに膨張するものとみられる。認知症症は特別な疾病ではなくて、誰にでも起こる一般的な疾病になろうとしている」 先日ある雑誌で上のような記事を読みました。誰しも将来この病気にかかりたくないと思っているでしょうが、私も常々そう願っています。核家族化が進む現在、一人暮らしのお年寄りが多くなっています。先のことの不安・孤独・ストレスなども、認知症の原因の1つと言っても過言ではないでしょう。 私はこの病院でお知りあいになった患者さん1人1人にできる限りの愛情を持って接していこうと思っています。人にやさしくしていれば、いつかきっと我が身にも返ってくることでしょう。そう信じています。 1週間位前のことです。ある患者さんの娘さんがお母さんのお見舞いにみえて、それはそれは嬉しそうに私にこう言うのです。「今日はとてもいい顔で私を迎えてくれて嬉しいわ」他人事とは思えません。どんなになっていても両親が元気でいるということは元気が出るのです。病院へも入院させてみたそうです。その時は笑顔も消え元気もなかったそうです。「どうぞごゆっくりお話して下さいね」と告げ、その席を外しましたが、いつまでも私の心の中にいい印象で残っています。その娘さんに勇気を頂いたような1日でした。これからも頑張っていこうと思います。 |
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