| 生活指導員 喜田浩司 | |
| 私の住む萩蕪区は、毎年11月中旬に公民館まつりを催しております。御殿場市には自治組織として56の区があり、一般的な会話では『部落』という表現をしていますが、古い歴史を持ち、農耕文化から成り立っているので決して差別用語ではありません。区は昔の『部落』が構成の基準となっています。 人口2,000人以上のマンモス区もあれば、300人くらいのこじんまりとした区もありますが、伝わる行事に創意工夫を加味して、それぞれ独自の公民館行事をしております。萩蕪区は戸数105軒の小区ですが、先人の創られた農耕文化を継承し、氏神様への春秋の感謝祭、火伏せの秋葉講、山の恵みに感謝する山之神講、9年に1度の吉田神社の祭典等が執り行われています。 病院の方針の1つに、社会を取り入れ社会活動に参加するということがあり、昨年も何人かの患者さんを公民館まつりにご案内しました。会場に到着すると女性の接客係が迎えて下さり、老人クラブの会長は、「これで十分召し上がって下さい」と引換券を下さいました。会場には絵画、書道、編み物、小中学生の作品が展示してあり、それらを見学した後、引換券で好みの手打ちそば、焼きそば、おでん、焼き鳥を召し上がっていただき、「こんなに美味しいのは初めて」と喜んでいただきました。缶ビールをすすめて下さる方もおられましたが、こちらは遠慮させていただきました。 芝生では縄跳び、玉入れ、輪投げが行われ、区長さん方とスナップにおさまり、生れ故郷など楽しい話しに花が咲きました。また活動資金にするための区民拠出のバザー用品、農産物が入札により販売されます。特に農産物は新鮮なものばかりです。患者さんに市価を考え、アドバイスして金額を記入していただきます。締め切られ結果が発表されると、狙っていた野菜がわずかの差で落札されてしまったことがありましたが、「30番、御殿場高原病院、301円」と呼ばれ品物をいただくと、患者さんに喜びが見受けられました。時には開票が遅れることもあるので、その時は後から届けます。区の方々は毎年、高原病院のお年寄りの方々が参加して下さるお礼として、野菜を下さったり、召し上がりやすいように椅子等を用意して下さったりします。 これからの日本は、超高齢化社会を間近に迎えようとしています。老人となっても社会参加し、心身のリフレッシュを図らなければなりません。介護保険と地域の優しい心が高齢化社会を支える基盤となります。男性の担う部分もありますが、何と言っても女性のきめ細かい心配りが大切です。 私たちは、人のお世話をさせていただく仕事を選んだからには、安全、安楽を主眼に創意工夫し、効果的業務の推進に努力したいと思っております。 |
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