ケアマネージャー 楢木博之
 介護保険制度がスタートして1年半が経ちましたが、実際には今までと何がどう変わったのか、などと疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。ある程度のことは知っていても、もっと詳しく知りたい、と思っている方も多いと思います。そこで、当院での介護保険の関わる点について、少しお話できればと思います。今回はケアプラン、サービス担当者会議に限定して説明していきます。

 御殿場高原病院は介護保険施設の中で介護療養型医療施設に分類されます。介護療養型医療施設とは何をするところかというと、運営基準の基本方針にはこう記されています。『長期にわたる療養を必要とする介護者に対し、施設サービス計画に基づいて、療養上の看護、医学的管理の下における介護・機能訓練・必要な医療を行うことにより自立した日常生活を営むことができるようにするもの』

 つまりケアプランと(施設サービス計画)に基づいて必要な医療・看護・介護を提供し、自立した生活をおくることができるようにする病院ということになります。

 そのアプラン(施設サービス計画)とは、入所中に行うサービスの具体的な内容を記したものになります。例えば歩くことができなくなっている患者さんに対して、歩けるように歩行訓練を行うというようなものです。このようなサービス内容が1人1人の認知症状態・身体状況等に応じて作られるのです。そのケアプランを作るために、医師・薬剤師・看護婦・介護職員・リハビリ・栄養士・ケースワーカー・ケアマネージャー等の各専門職が集まってサービス内容を検討します。それがサービス担当者会議と言われるものです。

 患者さんのご家族が面会に来られたときに。ケアマネージャー・看護婦からケアプランの内容について説明を受けた方もいると思います。またサービス担当者会議に参加されたご家族もおられると思います。介護保険の中ではこのケアプラン、サービス担当者会議に本人・ご家族の希望・意見を取り入れて作成することになるのです。

 例えば歩行訓練をしてほしいという希望があるご家族は、その希望を職員にお話しいただくと、ケアプランの中に入れていき、それに基づいて歩行訓練を行うということになります。介護保険では特に施設と利用者との契約になりますので、利用者(本人・家族)が自分の受けるサービスの内容について知ることができますし、それに対して意見を言うこともできるのです。そしてその場というのがサービス担当者会議なのです。

 今後も病院からケアプラン、サービス担当者会議についてご家族に連絡がいきます。その時にはご家族からの意見・希望がありましたら会議に参加いただき、職員と共にサービス内容を検討するようにしていただければと思います。ケアプランも本人の状況に応じてその都度変更されるものです。当院では介護保険証の期限更新の頃と一緒にサービス担当者会議を開いて、新しいケアプランを作成していますので、その頃にサービス担当者会議への参加について連絡がいくと思います。ご都合が合わず、会議に参加できなくても、後日来院された時にケアプランの内容を職員が説明するようにしています。ケアプランについて分からないことがありましたら、ケアマネージャーに声をかけていただければ説明いたします。

 その他介護保険のことで疑問点がありましたら問い合わせて下さい。面会時や電話だけでなく、Eメールでも受け付けております。メールアドレスは次のとおりです。
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 どんなことでも構いませんのでお尋ね下さい。今後も介護保険のことで皆様にお知らせする機会がありましたら、本紙でもお伝えしようと考えております。