生活指導員 藤原好美
 薄曇りの中、夏祭りが行われました。日差しが強くなくてよいのですが、雨が降らなければ良いなあと思われる日でした。私たちは患者さんが祭りに行くお手伝いをさせていただきました。Aさんに浴衣を着ていただくため、着付けのお手伝いをした時のことです。帯を矢羽にしようとしたところ私も娘さんも締め方を知らず、Aさんに「違うんじゃあない?」などと言われてしまい、きちんと絞めようとしているAさんの手が止まらないため、見守ることにしました。「あら、そういうふうにやるの」とAさんに教わる次第でした。

 ちょっと前までほとんどベッドの上にいらした方が、しゃんと浴衣を着られ帯も締められ、歩き方もおぼつかない方が何かにつかまれば歩けるように回復され、ご家族もその姿を見られて喜ばれていました。

 いつものように多くの方が参加され、賑やかな夏祭りが行われました。かき氷、トコロテン、駄菓子、パチンコなどが店に出されました。夏はやっぱりかき氷ですね。早く口の中に頬張って頭が痛くなられた方、おかわりをされる方など楽しんでもらえたようです。

 東京音頭の曲が流れ踊りの輪の中を見ると、あのAさんが踊っているではないですか。昔日本舞踊をやっていらしたというだけあって、ものごしが様になっています。

 Aさんの素晴らしい飛躍を見せていただいて、介護をやっていてよかったと思わせていただいた1日でした。このような患者さんが多くなっていただけるよう、日々頑張っていきたいと思います。